環境問題

オリンピックの環境問題と対策!実は環境破壊も...

2020年 7月から東京オリンピックが開催されますね。オリンピックは毎回選手と観客に大きな希望を抱かせてくれるとても素晴らしい大会です。

東京オリンピックが開催されるにあたって、大きな経済効果をがあることも期待されています。

しかし、毎回オリンピックが開催されると環境問題がデメリットとして挙げられます。

この記事では、オリンピックの開催で環境問題が悪化するのか?その対策について解説していきます。

過去に起きたオリンピックの環境問題

1964年に開催された東京オリンピックでは、土地開発によって森林伐採や増え続けるCO₂排出量、ごみ問題が話題となりました。

1972年「成長の限界」が発表されて世界各国で環境問題が話題になったある年。

札幌では第11回オリンピック冬季競技大会が開催された。同大会では、準備期間から問題となっていることがあった。アルペンスキーの滑走コースを恵庭岳に新設しようとしたところ、自然保護団体から強い反対の声が上がったのだ。恵庭岳は支笏洞爺国立公園内に位置している。国有林を伐採して競技会場を造成する計画は、周辺の生態系を破壊すると、批判を浴びた。

三井住友フィナンシャルグループ 東京五輪特集

すでに、昔からこのような問題は発展しておりオリンピックの環境問題の配慮が問われていました。

上記の結果として、大会終了後に滑走コースが撤去され植林が行われたが、復興費用として2億4000万円が費やされた。

オリンピック終了後は経済が不景気になると言われていますが、まさにこれは痛い損失でもあります。

さらには海外でも環境問題は発生しており、アメリカのデンバーではオリンピックの開催地候補として挙げられていたが、経済的な問題のほか環境保護団体から強い反対をされ、解決策が見つからず開催地を返上する問題もありました。

オリンピックで最も環境配慮をした大会

2012年のロンドンオリンピックでは、大会後も地球に負担をかけることなく暮らしていける「持続可能」な姿勢が評価されました。

環境に配慮した競技場「ベロドローム」

2012年のロンドン大会で環境に配慮した競技場で話題になったのが、

「ベロドローム」です!

日本オリンピック協会「ベロドローム」
日本オリンピック協会 「ベロドローム」

こちらは自転車競技場として使用されています。

自転車が走るトラックには「シベリアマツ」が使用されており、それ以外にも森林管理協議会が森林の環境保全が行われていると認めた、

「FSC認証」の機材が使用されました。

他にも雨水を溜めてトイレで使う水の量を減らしたり、照明には自然の太陽光を取り入れたりと、環境保全のための工夫がされていました。

きっかけとなった「持続可能なロンドン2012委員会」

この委員会はオリンピック・パラリンピックの組織委員会とは別の組織で構成されています。

独立した立場にあったため、環境保全のために約束されたことがきちんと守られているか、何か問題があれば直接オリンピック理事会に報告することができる委員会です。

こうした独立した委員会が設置されるのは、大会史上初めてのことであり、環境保全に向けて具体的な取り組みが実現されました。

持続可能な調達の継続

2016年リオデジャネイロ大会では「持続可能な調達の継続」を目標として、第三者認証制度で認められた木材製品や水産物を取り入れる取り組みが行われました。

他にも、熱帯雨林や生態系に悪影響を及ぼさないパーム油を使った製品に与えられる「RSPO認証」、環境に配慮した漁で獲った「MSC認証」の魚など環境保全に取り組まれました。

2020年開催東京オリンピックについて

さて、2020年に開催される東京オリンピックではどのような環境目標も掲げるのでしょうか。

より持続可能なオリンピック大会を目指して

上記でも解説したように、2012年のロンドン大会では「持続可能」を目標として環境保全に取り組み、その姿勢が評価されました。

2020年東京大会ではロンドンを超える意欲的な目標を設定しています。

「地球一個分のオリンピック・パラリンピック」という目標のもと環境保全に向け取り組みが始まっています。

[aside type="normal"]地球一個分とは?

 

1964年の東京大会終了後、高度経済成長期に突入し経済大国になりました。

その結果、あらゆる部分で環境保全に対する問題が発生し、また石油などの資源を使う生活を行えば地球2・3個分の資源が必要になってしまうことから今回の目標が設定されました。[/aside]

この目標を達成するには、「自然エネルギーの最大活用」「生物多様性の保全」といった活動が大切になってきます。

[aside type="normal"]自然エネルギーとは?

 

太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマスといった再生可能エネルギーのことであり、温室効果ガスを排出せず、エネルギー安全保障にも寄与できる有望かつ多様で、重要な低炭素の国産エネルギー源です。[/aside]

[aside type="normal"]生物多様性の保全とは?

 

生物多様性とは、ヒトから始まり、パンダやイノシシなどの動物、森林や花といった植物、大腸菌やバクテリアなどの微生物のことを言い、これらはすべて一種で生きていくことができない。

ヒトも含めすべての生物は直接・間接的に繋がりあっており、それぞれ生きるため資源を得て暮らしているので、守らなければならない。[/aside]

実際に、このような計画も掲げられています。

東京都で回収したパソコンやスマートフォンなどの廃棄物から金属をリサイクルし、選手に与えられる金・銀・銅メダルを製造する、選手村で提供する飲食物はフェアトレード製品(発展途上国から正しい価格で購入し、生産者・生産国を支援するもの)を使う、といったことが計画されています。

引用元:東京都教育委員会

実は環境破壊も...?

カヌーの競技会場となっている「葛西臨海公園」について、豊かな自然環境を破壊するとして代替地の選定をするよう問題になっている。

招致委員会ウェブサイトより

開園23年を迎えて、土壌も植生も豊かになり、海・池・湿地・草原・林など連続した変化ある環境に恵まれ、多様な生態系が形成されています。

春や秋の渡りの時期には、オオルリやキビタキなど渡り鳥の中継地として立ち寄り、都民が身近に自然を楽しめる重要な緑地となっています。

引用元:日本野鳥の会東京

カヌー競技場は、オリンピック終了後もカヌーやラフティングの施設として残す計画になっています。その結果、公園内の鳥類園・水族園・大観覧車・ホテルシーサイド江戸川などの施設を除く、面積の約半分がカヌーの競技場施設になってしまいます。

引用元:日本野鳥の会東京

この案が進めば、自然を楽しめる公園がなくなるほか、そこに生息する生物の住処がなくなってしまいます。

まとめ

日本で2度目となる「2020年東京オリンピック・パラリンピック」について一回目に行われた時よりも環境保全に取り組んでいる姿勢が見られ、各国にも関心を寄せています。

その一方で、建設地での環境問題が発生する事案も少なからず出ているため今後どのような動きをするのか注目です。

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